最近流行りのネイティブアドって何だろう?

166月 - による suzuki - 0 - マーケティング

近年、「ネイティブアド」というキーワードを聞く機会が増え、今ではマーケターからすると必須のワードとして既に定着しております。

では、なぜ今ネイティブアドなのでしょうか?
記事広告と何が違うのでしょうか?
なぜ、流行っているのでしょうか?

を紐解いていきたいと思います。

今までのネット広告

今までのネット広告はバナー広告が中心でした。
わかりやすいのは、下記のYahoo!のトップページの右側にある四角い広告ですね。

Yahoo

この広告は「純広告」と呼ばれ、テレビCMのように、この枠をいくらで買うといったように、
掲載期間とスペースを買う広告枠です。
ただ、それだと、有名じゃないサイトは広告を買ってもらえません。
そこで出てきたのがアドネットワークです。

アドネットワークは、純広告では売れない広告枠を束ねて、
そこに誰でも1円から広告を出稿できるようにしたものです。
代表的なものではYahoo!のYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)や
GoogleのGDN(Google ディスプレイ ネットワーク)があります。

このアドネットワークの中で、注目すべき機能がターゲティング機能です。
年齢や性別ごとにターゲティングするデモグラターゲティングや
興味関心に合わせたインタレストカテゴリターゲティング、
一度サイトに来たユーザーに対して、追っかけて広告を出すリターゲティング
といったものが出来るようになりました。

広告主がターゲットとしているユーザーに合わせたターゲティング手法を
アドネットワークを用い、リーチしていくか。
ということがもっとも重要になっていました。

ネット広告の課題

このターゲティングの精度を高めることによってWeb広告の需要は増えていき、
2012年には新聞広告の売上を上回るようになりました。

しかし、いかに最適なターゲティングをしても効果は下落していきました。
その理由は、ユーザーのなかに、「そもそもバナー広告なんてクリックしない。」
という人が増えてきたことです。

昔は、まだ一般化していなかったバナー広告やテキスト広告は、
ユーザーが通常のコンテンツだと思ってクリックすることは多くありました。
ただ、アドネットワークが多くの人に認知されるようになってから、
バナー広告はクリックしないという人が増えてきたのです。

ネイティブアドとは

そこで台頭してきたのがネイティブアドです。

記事広告やタイアップ広告のように既に存在しているものとは違い、
広告掲載面に広告を自然に溶けこませることで、ユーザーにコンテンツの一部としてみてもらう広告のことを指します。

nativead

上記の画像のように、ぱっと見た感じでは広告としての違和感を感じませんが、枠で囲ったもの全てが広告なのです。
もちろん「スポンサード・広告」などの明記はしっかりされております。

そもそもネイティブアドとは何なのでしょうか?
JIAAネイティブアド研究会ではネイティブアドを下記のように定義しています。

デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や
提供するサービスの機能と同様でそれらと⼀体化しており、
ユーザーの情報利⽤体験を妨げない広告を指す。

JIAA ネイティブアド研究会より

ネイティブアドと一口に言ってもその領域は広く、
具体的な分類をIAB(Interactive Advertising Bureau)が
公開し、ネイティブ広告には6つの種類があると定めています。

ネイティブアドの6つの種類

インフィールド型

もっともポピュラーなタイプのネイティブ広告がこのインフィード型です。

メディア:GIZMODE(ギズモード)
nad1

ソーシャルメディア:Facebook
nad2

インフィールド型はメディア内の通常コンテンツと同じ軸に存在し、
まるでそのメディアのコンテンツであるかのように配置されているのが特徴です。
同じ軸とはいえ「広告」「プロモーション」「PR」「Sponsored」などと記載することで、
通常の記事との違いをアピールしています。

しかし、モノによっては注意しないと見逃してしまい、
コンテンツと間違ってクリックしてしまうこともしばしばあります。

ソーシャルメディアの場合は即商品購入ページに飛ばされたりすることもありますが、
遷移先が読み物としてちゃんと作られているものも多く、
一概に広告だからといって不快感を抱くこともないようです。

ぺイドサーチ型

一般的には「リスティング広告」と呼ばれているものです。
これも、ネイティブアドの一種です。
検索結果に連動して自動的に表示されるタイプの広告になります。

日常的に検索エンジンを使用する方なら頻繁に目にするんじゃないでしょうか。
一見通常の検索結果のように見えますが、小さく「広告」であったり「スポンサード」と記載されています。

レコメンドウィジェット型

Response
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ブログパーツに埋め込まれる形で配信される形式のネイティブ広告です。
通常コンテンツのフィードとは別で、あくまでウィジェット内にあるのが特徴です。
とはいえ、表示領域としてはコンテンツと大差ないので、
通常コンテンツと違和感無く並んでいるように見えます。

プロモートリスティング型

ぐるなび
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検索エンジンに表示されるリスティング広告に近い形式のネイティブ広告です。
サイト内の検索結果に応じてシームレスに表示されるようデザインされています。
表示内容もサイト上で提供される商品やサービスと同じような見た目のため、
一見通常のコンテンツと違いはないように見えるのが特徴です。

インアド型

国内ではまだ事例が少ないタイプになります。

デザインに親和性はなく、サイトコンテンツの内容と親和性が高いのが特徴のネイティブ広告ですが、
インアド型は通常コンテンツとは切り離された広告枠に表示されるため、
GoogleAdsenseの表示形式に近いとされています。

カスタム型

上記のどれにも属さず、そのメディア固有もしくはプラットフォームに対する依存度が高いため、
グループ分けが困難なものを指します。
代表的なものではLINEスポンサードスタンプがあてはまります。

「ネイティブアド」という言葉は新しく、バズワード化していますが、
上記の例をまとめてみると特別新しいことばっかりと言うわけではありません。
多くのタイプは以前からあったものです。

これからどんどん増えていくと思われるのも、
以前からあったインフィード型とカスタム型でしょう。

また、キュレーション・アグリケーション系のサービスは
今後、色々とネイティブアドを作っていけるでしょう。
もちろん、他のメディアや個人ブログも色々作り方はありそうです。

次回はネイティブアドのなかでもインフィード型を中心に
流行っている理由をさぐっていきたいと思います。